TIPS_003 / 曇りの日は日傘どうする?

今年の夏の日差しには未だかつてない狂暴さを感じているが、皆さんはどうだろうか?

東京では最近、男女問わず日傘を持つ人が例年より明らかに増えている。

最近の日傘はdesignもシンプルで男女ともに持ちやすいものが多く発売されていることも要因だろう。日傘は紫外線対策としてだけでなく体感温度軽減にも役立つため、酷暑が標準となった日本の夏のお供には欠かせなくなっているアイテムである。

ところで皆さんは、曇っている日でも油断せず日傘を使っているだろうか?というのも、街が日傘であふれるのは快晴の日ばかりで、曇りの日はほとんど見かけなくなるからだ。

そういう私も本当は日傘を持ち歩くのが面倒なので、天気予報が「曇り」だと日傘を家に置いて出かけるという選択をしてしまう。紫外線の危険性は理解しているものの、日差しが見えないとつい安心してしまうという人はきっと多いのだろう。

しかしながら紫外線は、曇りの日でも私たちがいる地上までしっかり届いている。それどころか、雲の条件次第では「晴れの日よりも強い紫外線」が降り注いでいるのだという。

まず前提として、雲がある程度紫外線を弱めてくれるのは事実である。雲の水滴に当たった紫外線は中で散乱を繰り返しながら少しずつ水滴に吸収されていくからだ。では紫外線を強力にする雲の条件とは一体何なのか。

それは「雲の端や切れ間から出ている紫外線」だ。

太陽光が差し込む雲の端や切れ間というのは雲の水滴により日光が屈折を起こし、日光が雲の切れ間に集中しやすくなっている。(凸レンズが1ヶ所に光を集めるイメージだ。)そこに太陽から直接くる「直接光」も合流してくることで、降り注ぐ紫外線は晴れの日よりも強力になるのである。

だから私たちは日傘の必要性を感じなかった日に限って、いつも以上に強い紫外線を浴びていたとしてもおかしくないのだ。まるでゲリラ豪雨ならぬ「ゲリラ紫外線」とも言うべきだろうか。

私も美容に従事する身として、曇りの日でも油断せずゲリラ紫外線対策をしてゆきたい。


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