TIPS_001 / ドライヤーはどの部屋で?

今年も雨と熱気の季節がやってきた。やっと花粉による鼻詰まりがきにならなくなったと思った矢先、今度は湿度で息苦しい。この日本では快適な鼻呼吸が許されるのは真冬だけなのか?と思うと少し心が折れそうになるが雨の中青々と成長してゆく草木を愛でることで、この湿度も好きになろうと頑張っている今日この頃である。
だがこの時期の最大憂鬱ポイントは息苦しさではない。「髪の広がり」だ。髪は水分を吸収することで結合がゆるみ、乾燥することで再結合する性質があるのだが、この時期は常に大気中の水分を髪が吸収してしまい、極端な言い方をすると髪が緩みっぱなし状態になるわけである。クイーンズバスルームの製品も髪の内側で一生懸命頑張ってくれるが、やはりこの時期はそれでも広がりを完全には抑えきれないため、それ以外の工夫もしていきたい。
その工夫の一つとして、「ドライヤーをかける場所」が挙げられるだろう。洗面所でドライヤーをかける人が大多数らしいが、洗面台があってドライヤーの収納や鏡を見ながらドライできるよう設計されているものの、浴室に隣接した洗面所は特に湿度が高いためあまりドライに適した空間とは言えない。乾燥に時間がかかる上、乾かした瞬間から空気中の水分を吸収して髪が広がりだしてしまうからだ。(そしてこの時期は暑い!)

そこで冷房の利いたリビングなどの部屋でのドライヤーをお勧めしたい。ご存じの通り冷房は室内の空気を冷やす際に空気中の水分を結露として排出するため、室内の湿度を強力に下げてくれる。その空間でドライヤーをすると湿度が低いため髪も早く乾くし、空気中の水分や汗を再吸収することによる広がりやうねりも抑えてくれるというわけだ。さらに湿度の高い場所での使用と比較してドライヤー機器のモーター劣化を抑えることにもつながるので一石二鳥。
ドライの仕上げにドライヤーの設定を冷風に切り替えて髪のキューティクルを引き締めるときも、冷房で空気が冷えているのでドライヤーの冷風温度も低くなり、より効果的になる。とはいえ外に出かければ再び湿気に晒されることになるのだけれど、ここでベースが整えられているかどうかで大分広がりも変わってくるのである。

リビングでドライヤーなんてしたら抜け毛が散乱して大変!という方は、シャンプーやトリートメントの時に「ディタングルウェットブラシ」を。このブラシはシャンプーやトリートメントを髪になじませるための製品だが、近く抜ける予定の髪をブラッシングの際に先取りしてくれるのだ。(抜ける予定のない元気な髪を引っこ抜くことはないのでご安心を。)つまりドライヤーで抜ける予定の髪を浴室内で絡めとってくれるので、ドライヤー時の抜け毛はその分少なくなるということ。
いろいろと悩まされる季節ですが、工夫して乗り切っていきましょう!
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コメント ( 2 )
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こんな配信待ってました!今後も楽しみにしています。
雨でも頭バクハツしない方法知りたいです