COLUMN_001 / わらしべ長者になれる?

いやー、お正月ですね。何日も休みが続くと何をしたら良いのかわからなくなって結局仕事をしてしまう。私は人混みや並ぶのが苦手なので季節のイベント事にもあまり参加するほうではないのだが、お正月はやっぱり気持ちが新たになるというか、感傷的になると言うか、、。なので今回は大人なら誰でも知っているお話を考察してみたいと思う。

それは、わらしべ長者という有名な童話。
このお話は平安時代の説話集、今昔物語に原文があるとされ、大昔の天才が創作した子供のための物語。

簡単にあらすじをまとめると、

働けど働けど貧乏な男がとうとう耐えかねて寺で観音様に「どうかお金持ちにしてください」とお祈りをすると、観音様が現れ「お堂を出て初めにつかんだものを大切にして西に行きなさい」と告げられます。

男がお堂を出た途端に石につまずき、転んだ拍子にわらしべ(稲の芯の部分)を一本つかみました。

「これが金持ちにしてくれるのか?」と思いながら、飛んできたアブをわらしべの先に結んで遊んでいると、前から来た親子の子供が”あれが欲しい”とぐずります。男はアブを結んだわらしべを子供にあげると、親からお礼としてみかんを3つもらいました。

木の下で休んでみかんを食べようとすると、のどが渇いて苦しんでいる女性がいたので、みかんをあげると、お礼に上等な絹の反物をもらいました。

その後歩いていると、馬が倒れて立ち往生してしまった布の買い付け商人と遭遇します。商人に倒れた馬とその絹の反物を交換しようと言われ、死にかけの馬を半ば強引に引き取らされてしまいます。やさしい男は懸命に馬を介抱し、馬は元気に回復します。

元気になった馬を連れて城下町まで行くと、馬を気に入った長者に千両で売ってほしいと言われ、あまりの金額に驚いて男はその場で失神してしまいました。長者は若者を屋敷に連れて帰り、長者の娘が介抱することになりますが、それは先ほどみかんをあげた娘だったのです。それを知った長者は男をたいそう気に入り、娘を嫁に貰ってくれと言いました。

そうして男はわらしべ一本から大長者になったそうな。

というお話し。
「一見そうは見えなくても、ある人にとってはとても価値がある場合がある」という取引の教訓としてビジネスにも例えられるお話しですが、きっと大昔の人が本当に伝えたかったのは話の前半。

男がわらしべをすぐ子供にあげてしまい、手放したこと。ではないだろうか。

貧窮したとき観音様から「初めにつかんだものを大切にしなさい」とお告げを頂いたわらしべ。半信半疑だったとしても、大切にわらしべを持ち続けるのが普通ではないのか。(私ならそうしてしまいそうです、、)

しかしこの物語は、男が通りすがりの子供のためにわらしべを手放すことから始まってゆく。

欲を抱かず、執着せず、流れに身を任せて、困っている人のために時には大切なものを手放すような豊かな心こそが人を幸せにする。
千年も昔、平安時代という想像もできないような大昔から、人がそうあってほしいと願うあるべき理想の姿というものは変わらないのだなと考えさせられる童話です。

スマートフォンで見たいものだけ選び取れるようになった昨今。
最近は見聞きする機会の少なくなったこのような童話から得られる教訓こそが「幸福」に直結する気がします。

私もたまには近所の神社に行って、お参りでもしてみようかな。


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